岩手は農業国です。県土が四国4県とほぼ同じという広さから人口が散らばりやすい傾向にあります。
盛岡市周辺や奥州市周辺など大きな市を除くと田んぼと山林多くて人口密度が低いです。これは大きな市周辺以外ではどこも人口が少なく消費者がいないという意味です。それは商売、特に小売業や食堂、飲み屋さんなどの採算が厳しい事に繋がります。
商売の採算が厳しいとなると岩手の最低賃金が低くなるのも解ります。最低賃金がもし高くなれば廃業する商売も増えるでしょう。では盛岡市周辺のコンビニや飲食店のバイト時給が高いかと言われれば?クエッションマークです。
地方に行けば役場職員しか就職先がない。
岩手も俗にいう地方?ですけれど盛岡市周辺や奥州市周辺は首都圏の外れに比べても、そん色ない街の規模です。よって盛岡周辺や奥州市周辺などでは就職先があります。でも地方の街に行けば商売が成り立ちずらいので新卒の就職先があまりありません。唯一良い就職先は役場職員やJA職員になります。新卒で役場職員やJA職員になれば「給料が高くて?安定していて良い所に就職できたな」と周りから言われます。
商売は人口密度が高くなければ成り立たちません。だから本当は盛岡、水沢、沿岸では宮古、釜石などにその周辺にバラバラ点在して住んでいる人たちが移住して欲しいです。大きな市に挟まれた山間部などに点在して住んでいれば本来大きな市の住民が平気で受けているスーパーでの買い物、病院への通院、レジャーなど当たり前の権利が周辺にありません。それだけで生きているハンデです。
岩手から東京を見ればあれだけ人口が集中すれば異常に人口密度が高くなって商売の採算が合いやすく見えます。お客様がいっぱいいて平日でも店の前の行列もしょっちゅうです。それに比べて岩手では人口の多い盛岡周辺でもよっぽど美味しいラーメン屋さんくらいしか行列になりません。筆者は盛岡市周辺や奥州市周辺も隣の県の仙台市や秋田市みたいに東京の真ん中と同じ規模になって欲しいと思っています。それのためには岩手県内でも周りの人たちが移住して集まってくれなければ仙台市や秋田市みたいになりません。
<筆者の個人的な考えです。>
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