今や最強の盛岡グルメである「盛岡冷麺」。盛岡冷麺が大好きで盛岡(岩手県)で盛岡冷麺がこれだけメジャーになった歴史をこの目でリアルタイムで見て来た筆者に今回はぜひ解説させてください。
夏になると盛岡冷麺を食べたくなります
筆者は冷風麺と同じで夏になれば無性に盛岡冷麺を食べたくなります。別に春夏秋冬、年中焼肉屋さんでは盛岡冷麺を提供しています。でも元々冷たい食品の盛岡冷麺ですから暑い季節にマッチ、ピッタシです。筆者の感覚では夏の盛岡冷麺は冬の盛岡冷麺より2倍美味しい感覚です。当たり前ですよね。暑さも調味料ですものね。
腰の強い透明な麺と透明なスープが特徴
盛岡冷麺を始めて食べた人はラーメンの麺の歯ごたえを想像するせいか、あまりの腰の強い麺で「まるで麺がゴムのようだ」と必ず言います。実際筆者も麺をなかなか嚙み切れません。でもそれが良いのです。太くて透明な麺で、麺の材料は小麦粉とでんぷんです。(筆者の近くの食堂でも盛岡冷麺を出していた時期があり、スーパーで大量に小麦粉と片栗粉を買って行くのを見ました。その食堂には冷麺の麺を押し出す機械がありました。)
腰の強い麺とカクテキ(大根のキムチ)、ゆで卵、季節のフルーツ、焼き豚,きゅうりの薄切りをラッピングした透明な甘みのある牛骨スープで食べると独特の旨い癖になる盛岡冷麵になります。
焼き肉屋さんでは盛岡冷麺のラッピングフルーツを夏はスイカ、秋は梨、冬はリンゴを使っています。春は何だったかな?思い出せません。なお麺は食べる時は、嚙み切れない位の歯ごたえですが一旦お腹に入ると消化が異常に良いそうです。さすが麺ですね。
地元の人たちは辛みは別辛(べつから)にしています。
盛岡冷麺は焼き肉屋さんで食べると辛み無しから中辛、辛口などがありウエイターが必ず辛みを聞きます。でも地元の盛岡市民の多くは注文の時に別辛(べつから)と言って辛みの元を別に持ってきてもらいます。そうすれば辛みとカクテキ(大根キムチ)が器に入っているのと、辛味なしの盛岡冷麺が運ばれて来ます。その後自分で辛みを入れて好きな辛さにする注文方法です。
筆者は40年くらいはずーっと盛岡冷麺を焼肉屋さんで食べる時は別辛(べつから)注文です。
盛岡冷麺は食堂園が発祥の地
筆者が盛岡の夜の街に神出鬼没していたバリバリの頃の約43年位前の盛岡では盛岡冷麺は全く知られていない状態でした。もちろん当時の筆者はこんな美味しい料理とは知りませんでした。よって飲んだしめの盛岡冷麺などしていませんでした。(飲んだ後のしめの盛岡冷麺も美味しいです)
盛岡の繁華街の中心地にある焼肉屋さんの「食道園」が盛岡冷麺発祥の店だそうです。40年位前に地元テレビ局のCMに当時盛岡郊外にあった焼き肉屋さん(現在は残念ながらありません)の地元コメデアンが出演したCMを結構流しました。「おれサンチュ」というセリフで焼いた焼肉を青菜で巻いて焼肉のたれに付けて食べるCMで岩手県民皆知っているCMのなかで冷麺が出てきて盛岡冷麺が知名度を上げたそうです。(これの出典はウイキペディアです)
筆者の記憶が正しければ、その後盛岡の繁華街の中心地にある発祥の地である焼肉屋さんの「食道園」の冷麺が美味しいと筆者の周りでも口コミでかなり評判になりました。当時、筆者の周りに人たちは「食道園」詣での感がありました。実際に今でも「食道園」の盛岡冷麺は一番美味しいと思っています。(他の焼肉屋さんすみません。筆者の個人的な感想でどの焼肉屋さんも充分美味しいです)
言い訳になりますが筆者が他県から来た人から「どこの焼き肉屋さんの盛岡冷麺が美味しいですか?」としょっちゅう聞かれますが「有名な焼き肉屋さんならどこも美味しいです」と必ず言っています。それくらいどこの焼き肉屋さんの盛岡冷麺のレベルは高くて遜色付けれられません。
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